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絶対音感プログラム

そろそろ絶対音感(5オクターブ、60音)がつきそうな幼児さん(年長) ♪約3年前から一音会で江口メソードの絶対音感プログラムを学んでいます。

絶対音感をつけたいと思われている方には、ご案内しています。(ご相談は早めに。2歳〜4歳未満が望ましいです。)

絶対音感をつけるためには、適切な年齢・時期に、適切な訓練をする必要があります。ピアノのレッスンで絶対音感がつく人もいますが、全体の2〜3割程度と言われています。絶対音感については、脳科学と同じように、全てが解明されているわけではありません。しかし、絶対音感教育の先駆けであり、今ではたくさんの実績を重ねてこられた一音会の江口メソードを、当教室ではお勧めしています。数多くの論文も発表されており、脳科学の本にも取り上げられているプログラムです。

どんなことをするの?

内容は、進み具合によって変わってきますが、大事な事は「1日5回毎日おけいこをする」ということです。1回のおけいこは約5〜10分です。毎日の積み重ねがとても大事です。歯磨きのように、習慣化すると継続しやすいです。おけいこ自体は特に楽しいものでもないので、お子さん本人は面倒がることもありますが…(^^;) そこでおうちの人が心が折れてしまってはいけません。お子さんがおけいこに向かえるように、声かけをすることが必要です。しかも重要なポイントは、「怒らずに」です。おけいこ中に音名や和音を間違ったりしても怒ってはいけません。1回のおけいこが数分だとしても、1日5回を毎日、そして、怒らない… これ、どちらかというと、お家の人の修行なのか?と感じてしまいそうです。゚(゚´ω`゚)゚。笑

子も親も教師も人間です。思い通りに行かないと、怒りたくなる時って誰しもあります。しかし、「怒らずに」!これは本当に大事です。なぜなら、怒っても効果がない、だけでなく、怒ったら逆効果になるからです。私が江口メソードに強く共感している理由は、これが1番かもしれません。

怒ってはいけない理由

絶対音感は、考えて音がわかるものでは無く、直感的に音を判断します。もし、音を間違えた時などに、怒ってしまうと、お子さんは、「怒られないようにするには?」「どの音が正解なのだろう?」などと考えるようになってしまいます。絶対音感に関しては、考えて答える習慣にしてはいけないのです。

演奏のレッスンでは

演奏においての曲想や工夫に関しては、じっくり考えることも大事です。そういう場面でも、何が正解か、よりも、演奏者の思いや自由な表現を大事にしたいので、教師が怒ったり、弾き方を押し付けたりする事はありません。そもそも私は、芸術に決まった正解はないと思っていますし、怒ることは、表現も気持ちも萎縮させてしまうので、演奏のレッスンにおいても逆効果だと思っています。レッスンでは、提案をしたり話し合ったりして、表現方法を広げています。

(絶対音感プログラムを受けておられる方は、ピアノのレッスンでも注意すべきことがあります。絶対音感プログラムの進度に合わせて、メソードに沿ったピアノのレッスンをさせていただいています)

生徒さんの様子

写真の幼児さん(年長) は、絶対音感プログラムの終盤に入っており、ほとんどの単音を、音名で言うことができます。教師が、ピアノで何かの単音を鳴らすと、「ド」というふうに、次々答えます。淡々と答えてもいいおけいこなのですが、この日はとても気分が乗っていて、ユーモアたっぷりに答えてくれました。

「シ」を、口の前に2の指を当てて「しー」と♡

「ギス」を、手をノコギリにして「ギスギス(ギコギコ)」♡

「エス」を、手を平泳ぎのように動かしながら「エスエス(スイスイ) 」♡

(動画はインスタをご覧ください)

音楽のレッスンで、学ぶ事柄はたくさんあるのですが、なるべく楽しみながら身につけられたらいいな♪と思っている私です。

ブログを読んでいただきありがとうございます。

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