子どもの生徒さんのあるある
お子さんは、泣いたり笑ったりの毎日。でも、泣き顔を見ると、親御さんはどうしても心配になったり、気持ちが揺れたりすることと思います。涙が出る“原因→対策”をお伝えします。
涙の 原因→対策
①疲労 ②空腹 ③母子分離 ④心のモヤモヤ
①疲れている→お子さんは、園や学校などで活動した後、夕方レッスンに来ることが多いので、どうしても疲れています。普段から睡眠をしっかりとっていただき、なるべくすっきりした状態でお越しいただくと、レッスンの効果は高まります。お昼寝も良いかも。
②お腹が空いている→レッスンの前に少し軽食を食べてきていただくのも良いかもしれません。(時間帯にもよります)
③お母さんと離れたくない気持ち→お子さんはお母さんのことが大好きで、できればずーっと甘えたいと思っています。親御さん同伴のレッスンだとずっと見てもらえるので、お子さんにとっては嬉しいのですが、ある程度の年齢になると、自立した方が、レッスンの集中力や効果が高まります。なぜなら、自立した方が自分事としてレッスンを捉え、責任感を持って、話を聞いたり、曲を選んだり、練習に取り組んだりできるからです。(自立しない場合、お母さんに頼ってしまいます)レッスン以外の時間でたっぷり甘えさせてあげて下さい。例えば、レッスンの後、「よく集中してがんばったね!」の声掛けなど、進み具合に関わらず、“レッスンに来れた”ことをしっかり褒めてあげて下さい。
④学校や園で何か嫌なことがあり、その気持ちを引きずっている→お子さんは日常生活でいろいろな経験をしています。友達との関わりなどで、日中嫌な気持ちになることもあると思います。すると、夕方のレッスンで涙が出てしまうこともあります。当教室では、お子さんの様子がいつもと違う時は、生徒さんのお話にしっかり傾聴しています。そうすると、話してスッキリした生徒さんは明るくピアノに取り組むことができます。

お子さんでも、学校の先生や親御さんにはなんとなく言いにくい話題というのがある様です。小学校高学年以上の方が多いですが、幼児さんでも実際あります。お子さんは本当に親御さんの様子をよく見ているし、「親の気持ちを害したくない」と思っているのが、よく分かります。大人でも誰かに聞いて欲しい時はありますよね。でも誰でもいいかというとそうではありません。親や先生に言うと怒られるかもと予測したり、心配をかけないために言わなかったり…でもため込んでおくと、心のモヤモヤがすっきりしないのは、子どもも大人も同じです。子どもの場合は、うまく言葉にできない…誰に言っていいのかわからない…等で、困っている場合も多いです。
先日のレッスンでは、生徒さんが、学校の様子や気持ちなどを、ポツリポツリと話し始め、そして次々と色々なお話をしてくれました。私は「困ったことがあったら、いつでも何でも言ってね。⚪︎⚪︎さんの事は、ご家族はもちろん、ピアノの先生も学校の先生も塾の先生も、みんなで育てているんだよ」とお話しました。すると、とても安心した様で、帰る頃には、とても明るい表情になっていました。他の保護者の方からも、親にはなかなか話さないので、子どもの話を聞いてくれるのがありがたいと、お言葉をいただいています。
当教室は、音楽を通して自己を高め&楽しむ、安心して過ごせる場所です。お子さんにとって、信頼できる大人に何でも話せる事は、とても大切なことです。お子さんの気持ちを大切にしながら、保護者の方と連携して、健やかな成長のお手伝いをしています。
ピアノの上達は、お家での練習にかなり影響を受けます。ですから、音楽教室ではありますが、お家での生活リズムや生徒さんの気持ちにに関しても、色々と伺い、アドバイスをさせていただいています。保護者様も日々、育児のお困りごとがあると思います。私自身も今まで、周りの方に、助言をいただき、助けていただきました。とても為になるお言葉を受け取り、経験を重ねてきたので、それを皆様にお伝えしたいと思っています。生徒さんとご家族が、少しでも楽になり、そして楽しい育児、楽しい音楽ライフが送れる様に、日々レッスンしています。何でもご遠慮なくご相談くださいね。








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