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音楽修辞学

5月に、山本実樹子先生による「実践的音楽修辞学講座」を受講しました。

古代ギリシャ以来の修辞学では、優れた演説家は聴衆を説得し、感動させるためにさまざまな技法を用います。音楽修辞学では、作曲家もまた同じように、聴き手の心を動かすために音楽的な技法を用いると考えられています。

例えば、

・上昇する旋律 = 希望や天への憧れ

・下降する旋律 = 悲しみや嘆き

・不協和音 = 苦痛や緊張感

・繰り返し = 強調

といった表現です。

このような音楽による表現方法は、「音楽修辞的図形(フィグーラ)」と呼ばれています。

音楽修辞学は特にバロック時代の音楽を理解するうえで重要な考え方ですが、講座を受講して、その後の時代の音楽においても大切な視点であることを改めて感じました。伝統的な表現の意味や背景を知ることで、より自信を持って自由な表現へとつなげることができるのだと思います。

例えば、

・音形や休符が持つ意味

・調性の特徴や効果

・音域が表すもの

・音程や度数がもたらす感情

・響きがつくり出す空気感

などです。

こうしたことを知り、イメージを持ちながら演奏することで、どの時代の作品であっても、演奏により確かな説得力や深みが生まれるのではないでしょうか。

演奏をつくり上げていくアプローチにはさまざまな方法がありますが、久しぶりに音楽修辞学を学び直し、とても興味深く、楽しい時間となりました。

学んだ事は、ノートに手で書くタイプです

今回学んだことは、私自身の演奏にも取り入れるとともに、生徒さんのレッスンでも存分にお伝えしていきたいと思っています。

この秋には、ホールでの演奏を控えている生徒さんもいらっしゃいます。大きな空間でどのように音を届けるか、そのイメージづくりにも今回の学びを生かせそうです。

これから生徒さんたちの音楽がどのように変化し、豊かになっていくのか、とても楽しみにしています。

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